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こんにちは!小学生と保育園児を育てるワーママ、Tomtomです!
今回は、小学1年生の息子が学校に行きたがらないという悩みを抱えている中で、2回目のスクールカウンセラー相談に行った体験をお話しします。
(初めてのスクールカウンセラー相談記事はこちら⇩)
前回は親子でカウンセリングに行きましたが、そのときは息子が中心に話をしていて、私自身が聞きたかったことを相談する時間が取れませんでした。
そこで今回は、親のみで相談を申し込んでみました!
- 学校って休ませてもいいの?
- 学校を休ませるか、背中を押して行かせるべきか悩む日はどうしたらいい?
- 学校を休ませることで、休みが長引かない?
- 長期休暇(夏休み、冬休み)明けに行き渋りがひどくなるのでは?
そんなモヤモヤを抱えながら臨んだカウンセリングでしたが、気持ちが驚くほど軽くなりました!
もし同じような悩みを抱えている方がいれば、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
カウンセリングの前提
まず、この記事を読むにあたっての大前提をお伝えします。
カウンセラーさんによって考え方やスタンスは若干異なる
カウンセラーによって、経験や出会ってきた人々はさまざまです。そのため、考え方や意見が異なるのは当然のことです。
カウンセラーの言葉を絶対視するのではなく、一つの参考意見として柔軟に受け止めるのが良いでしょう。
必ずしも明確な答えを出すわけではない
カウンセリングという言葉自体の意味は、「相談者が自分自身の力で問題を解決できるきっかけをつくること、気持ちや考え方を整理すること」です。
スクールカウンセラーさんも、私の問いに対してすぐに答えを出す訳ではなく、「話を聴いて、考えを引き出す」ことに注力していたように感じます。
ついつい「正解」を求めがちですが、親も考えながら行動していくことが大切何だと気付かされました!
カウンセラーさんは、親や子どもの状況に唯一の正解がないことを理解しているからこそ、一緒に考えながら解決策を模索するスタンスでした。
学校を休ませてもいい?スクールカウンセラーの回答
「学校を休ませる」ことについての意見
子どもがどうしても学校に行きたくないと言っている場合、休ませてもいいでしょうか?
まずは、お子さんが安心していられる場所を作ることが大切です。休んでも問題ありません。
そもそも勘違いしている人が多いのですが、義務教育とは、子どもに普通教育を受けさせる義務が「親」にあるので、子供の義務ではありません。
子どもには「教育を受ける権利」があるだけで、学校に行かなければいけない訳ではありません。
義務教育とは、憲法第26条に基づき、国民がその保護する子どもに普通教育を受けさせる義務を負う制度です。
教育を受ける権利は、日本国憲法第26条第1項で保障されており、すべての国民が法律の定めるところにより、その能力に応じて等しく教育を受ける権利を有するとされています。
休ませる判断基準
休ませた方がいいのか、背中を押して行かせた方がいいのか迷うことがあります。どのように判断したら良いのでしょうか?
お子さんのことを一番よく知っているのは保護者の方です。行かせるのはお子さんにとって良くないと判断した場合は遅刻したり、お休みしたりしても良いです。
行き渋りを何度か経験していると、「今日は行けそうだな」とか、「今日は本当に無理そうだな」と言うのが肌感覚でわかってくるようになります。
そもそも「正しい答え」と言うのが無いので、子どもと話し合って決めていきましょう。
学校を休ませるときの親のポイント
休ませる際の注意点
一度休ませると、長期化しないか心配です。休ませるときに気をつけた方がいいことはありますか?
休む時には、「なぜ今日休むのか」を伝えましょう。また、「疲れが溜まってきたみたいだから、今日だけ1日休もうね。」など、子どもに休むのは1日だけと認識させた上で休むのがいいと思います。
行くか休むかの2択だけではなく、他の選択肢も与える
保健室に登校してもいいでしょうか?
もちろんです。教室にはいけないけれど、保健室だったら安心していけるという場合は保健室に来てください。
安心して過ごせる場所が増えることはいいことですよ。
実際に我が家は次のような対応もしていました。
- 1日休むのでは無く、落ち着いてから遅刻して行く
- 途中で「どうしても帰りたい」となったら帰らせてもらうように担任の先生に予め頼んでおく
行き渋りは長期休暇明けにひどくなる?不安の対処法
初めての夏休み前、「新学期に不登校になる子が多い」とよく聞いていたので、休みの過ごし方などについて聞いてみました。
夏休み明けに不登校になりがち?
文部科学省(MEXT)の調査によると、長期休暇後、特に夏休み明けに不登校になる児童が増える傾向が見られ、2022年には長期欠席(30日以上)の小学生が前年より29%増加したことが報告されています。
夏休み後の学校への復帰が特に難しい子どもたちが多いとされ、その原因としては、学校生活のリズムが崩れたり、休暇中の不安やストレスが影響することがあります。
この傾向はここ数年続いており、夏休み後に学校に行きたがらない子どもが増えていることが懸念されています。
関連記事:文部科学省(不登校児童生徒の実態把握に関する調査報告書)
長期休暇はどのように過ごせばいい?
夏休みの過ごし方で気をつけておいた方がいいことはありますか?
2学期が不安な気持ちはお察ししますが、まずは、お母さん自身も、家族で夏休みを楽しんでください!そこでたっぷりとエネルギーを充電しましょう。
あとは、休み中も規則正しい生活は続けてくださいね。
行き渋りの悩みは一人で抱え込まないで!
学校との連携の大切さ
子どもの行き渋りを解決するためには、親だけで抱え込まず、専門家や学校と連携することがとても大切です。
相談先1:担任の先生
まずは、担任の先生に気になっていることを伝えたり、学校での様子を聞いてみましょう。直接聞きづらい場合は連絡帳で伝えるのも良いでしょう。
相談先2:保健室の先生
保健室の先生は日々子どもの様子を近くで見守り、体調や心の変化にも気付きやすい存在です。相談することで、学校全体で子どもをサポートする具体的な方法を一緒に考えることができます。
相談先3:スクールカウンセラー
カウンセラーとの相談を通じて、新しい視点や対応策を得ることができたり、親の心配が軽減されたりします。予約の仕方などが分からない場合は学校に問い合わせれば教えてもらえるはずです。
気軽に相談してくださいね!
同じ悩みを持つ親との交流や知識を深めることの大切さ
他の家庭の体験談や工夫を聞くことで、新しい視点や対応策が見つかることもあります。学校や地域の親同士の集まり、オンラインコミュニティなどを活用して情報を共有し、悩みを一人で抱え込まないことが大切です。
近くに同じような悩みを持つ方がいない場合は、SNSなどで発信している人を見つけたり、書籍を参考にするのもいいかもしれません。
最後に
最後に、スクールカウンセラー相談を受けて、一番心が軽くなったアドバイスをご紹介します。
夏休みの過ごし方についてカウンセラーさんと相談した際に、こんなことも話してもらいました。
2学期のことは子どもが行き渋ってから考えても遅くはないですよ。まずは、お母さん自身も夏休みを一緒に楽しんでくださいね。
先のことを心配しすぎて、夏休みを楽しむ視点を忘れるところでした。この言葉のおかげで、まずは思いっきり夏休みを楽しもう!と思えました。
ちなみに、息子の行き渋りは2学期からずいぶん少なくなり、楽しんで学校へ行く日が多くなりました!
悩みを乗り越えた経験は、子どもと親の成長につながります!スクールカウンセラーさんや学校などを頼りながら、一歩ずつ歩んでいきましょう。